2012年6月6日水曜日

ハンガリーのターンツハーズ運動40年 (1)

ターンツハーズというのは、ハンガリー語で直訳すれば踊りの家という意味ですが、生演奏で民俗舞踊を自由に踊る娯楽の場や機会を指す言葉です。

トランシルヴァニアのセーク村には若者たちが農家の一室や納屋などを借り切って民俗舞踊を楽しむ習慣があり、それを「ターンツハーズ」と呼んだのがもととなっています。

伝統的な農村社会でのターンツハーズを首都ブダペストの人たちが「発見」し、ブダペストに導入したのが1972年、今から40年前のことでした。農村での本来の姿の民俗舞踊と民俗音楽が再評価されるきっかけとなったターンツハーズは各地に広がり、後に「ターンツハーズ運動」と呼ばれるようになるのですが、このターンツハーズ運動の40年を記念する国際会議がヨーロッパ民俗学研究所によって2012年3月にブダペストで開催されました。



ヨーロッパ民俗学研究所によるターンツハーズ運動40年記念国際会議と展示に関する特設ページは
http://tanchaz40.eu/
(ハンガリー語)

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