プログラムは10時から17時まで、盛りだくさんの内容でした。
まずは、40年間続いたターンツハーズ運動に関する写真展の開会式典。ハンガリー国立民俗楽団による演奏で、参加者が男性舞踊を踊りました。
オープニングの男性舞踊 |
続いて、ブダペスト初のターンツハーズ演奏家であるシェベー・フェレンツとハルモシュ・ベーラによるメゼーシェーグ民謡「小麦は実らなければならない」。これは今回の記念行事のタイトルにもなっていて、40年を経て成熟の時期を迎えるターンツハーズ運動を喩えたものでもあります。
40年前、初めてブダペストでターンツハーズを開こうとしたとき、農村本来の民俗舞踊を踊るためには、当時のブダペストでは知られていなかった農村本来の演奏法による音楽が必要となりました。 その役割を担ったのがハルモシュとシェベーでした。少ない資料を基に研究し、困難な現地調査を重ね、現在の都市ターンツハーズの基礎を作った、ターンツハーズ運動の功労者です。
ブダペスト初のターンツハーズ演奏家シェベーとハルモシュ |
記念行事には、ターンツハーズ運動に関わる大勢の実践者・研究者・愛好者が国内外から駆けつけました。
休憩中のロビーの様子 |
国際会議の部では15人の専門家たちが、ターンツハーズ運動に関わる様々なテーマについて報告をしました。
2012年は、ハンガリーの民俗舞踊研究において大きな功績を遺したマルティン・ジェルジュの生誕80年にも当たります。これを記念し、舞踊家でもあり、木彫家でもあるエルデーイ・ティボル氏(下の写真右から3人目)の木彫によるマルティンの銘板の除幕式が民族学者アンドラーシュファルヴィ・ベルタラン博士(写真右端)によって行われました。
マルティン記念銘板の除幕 |
午後も国際会議は続きます。短時間に多くの情報が入ってくるので、聴講するだけでも気力と体力を使いますが、どれも興味深い報告ばかりです。
ターンツハーズ40年記念国際会議のプログラムは
http://tanchaz40.eu/program/ (ハンガリー語)
夜は、会場を移動して、第31回全国ターンツハーズの集いと展示即売のガラ公演を鑑賞しました。
ガラ公演の会場「芸術の宮殿」 |
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