2011年9月25日日曜日

センターへのお客様

先日、首都圏の大学の学生さんが、当センターを訪ねて来られました。

卒業論文・卒業制作でハンガリーに関係したことをテーマとして考えており、資料を探しているとのこと。民俗学や舞踊のことにも興味がおありとのことで、他県からはるばるいらっしゃいました。

当センターは、現時点では任意団体で、少ない私財を投じての活動をしております。専従の職員もいなければ、独立した事務所もありません。しかし、夢はたくさんあり、踊りや民俗に関連した図書や資料を集めた資料室的なものを作るのもその一つです。

ハンガリーに関する文献は、日本語の一般的なものは一般の図書館等でもある程度は読むことが可能ですし、ハンガリーに興味のある方なら、ハンガリー文化センターの図書・ビデオサービスについてもご存じの方が多いかと思います。

民俗舞踊に関しては、日本には30年以上前から熱心に活動を続けておられる先輩方が何人もいらっしゃいます。私がハンガリーの踊りを学ぶきっかけをつくってくださったのもそのような方たちで、とても感謝いたしております。

私自身は、90年代よりハンガリーやトランシルヴァニアの踊りに興味を持ち始めました。一足遅かったという感は否めませんが、今まで15年以上かけて現地に通い、住み、手に入る資料を集め、それなりの蓄積ができてきました。

これらの資料を個人で管理するのには限界があります。また、価値ある資料は、一か所にまとめられ、活用できる状態にあってこそ、その価値を発揮できるのではないかと思います。ハンガリーの民俗舞踊に関する資料の多くは、国内で手に入れることは極めて困難であることから、日本において民俗舞踊や民俗文化に関する資料を集め、研究者や愛好者、関心を持つ方たちが活用できるようにするためには、どのような仕組み・場がふさわしいのか、思案中です。

 近い将来、そのような場を作ることができることを夢見て、これからも活動を続けていきます。今後とも皆さまのご支援・ご協力をお願い申し上げます。

0 件のコメント:

コメントを投稿