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2012年6月8日金曜日

2012/03/31 ハンガリーのターンツハーズ運動40年 (3)

ターンツハーズ運動40年記念国際会議2日目は、第31回全国ターンツハーズの集いと展示即売と同時開催です。


開場はブダペストの競技場


国際会議2日目は、14人の報告者による発表です。ハンガリー語圏でのターンツハーズ運動、異文化圏でのターンツハーズ、そしてハンガリー以外の踊りとターンツハーズという3つの分野に大きく分けられていました。

私も日本におけるターンツハーズについて報告しました。

「日本におけるターンツハーズ」報告

国際会議が終わり、ようやくイベント全体を見て回る余裕ができました。まずは、昨日の会場から引っ越してきたターンツハーズ運動40年記念展示を再度見てみました。

ターンツハーズ運動40年記念展示

メイン会場のアリーナもたくさんの人でにぎわっています。

メイン会場

一旦宿舎に戻り、夕食をとった後、会場に戻りましたが、メイン会場のプログラムはほぼ終了、夜中の舞踏会会場へ地下鉄に乗って移動しました。

夜の会場

会場に着くと、既に大勢の参加者で熱気に包まれていました。

演奏は、トランシルヴァニアのメゼーシェーグ地方の伝統保持者楽団。本当に楽しそうに、全身で演奏してくれる素晴らしい演奏家たちです。

マジャルパラトカの楽団

踊りを楽しむ人たち


終了後、三次会へのお誘いもありましたが、睡眠不足だったこともあり、また、翌朝からのプログラムもあるため、参加せず帰ることにしました。知人をタクシーに乗せて、自分は深夜バスで宿舎に向かおうと一駅歩いたところ、なんともう始発の地下鉄が動く時間になっていて、地下鉄で帰ることができてしまいました。

2012年6月7日木曜日

2012/03/30 ハンガリーのターンツハーズ運動40年 (2)

ヨーロッパ民俗学研究所主催のハンガリーのターンツハーズ運動40年の国際会議1日目は2012年3月30日にブダの伝統の家(Hagyományok Háza)にて行われました。前回参加したの30年記念の行事からもう10年も経ったのですから時の経つのは早いものです。

プログラムは10時から17時まで、盛りだくさんの内容でした。

まずは、40年間続いたターンツハーズ運動に関する写真展の開会式典。ハンガリー国立民俗楽団による演奏で、参加者が男性舞踊を踊りました。


オープニングの男性舞踊



続いて、ブダペスト初のターンツハーズ演奏家であるシェベー・フェレンツとハルモシュ・ベーラによるメゼーシェーグ民謡「小麦は実らなければならない」。これは今回の記念行事のタイトルにもなっていて、40年を経て成熟の時期を迎えるターンツハーズ運動を喩えたものでもあります。

40年前、初めてブダペストでターンツハーズを開こうとしたとき、農村本来の民俗舞踊を踊るためには、当時のブダペストでは知られていなかった農村本来の演奏法による音楽が必要となりました。 その役割を担ったのがハルモシュとシェベーでした。少ない資料を基に研究し、困難な現地調査を重ね、現在の都市ターンツハーズの基礎を作った、ターンツハーズ運動の功労者です。

ブダペスト初のターンツハーズ演奏家シェベーとハルモシュ


記念行事には、ターンツハーズ運動に関わる大勢の実践者・研究者・愛好者が国内外から駆けつけました。

休憩中のロビーの様子


国際会議の部では15人の専門家たちが、ターンツハーズ運動に関わる様々なテーマについて報告をしました。

2012年は、ハンガリーの民俗舞踊研究において大きな功績を遺したマルティン・ジェルジュの生誕80年にも当たります。これを記念し、舞踊家でもあり、木彫家でもあるエルデーイ・ティボル氏(下の写真右から3人目)の木彫によるマルティンの銘板の除幕式が民族学者アンドラーシュファルヴィ・ベルタラン博士(写真右端)によって行われました。


マルティン記念銘板の除幕

午後も国際会議は続きます。短時間に多くの情報が入ってくるので、聴講するだけでも気力と体力を使いますが、どれも興味深い報告ばかりです。

ターンツハーズ40年記念国際会議のプログラムは
http://tanchaz40.eu/program/ (ハンガリー語)

夜は、会場を移動して、第31回全国ターンツハーズの集いと展示即売のガラ公演を鑑賞しました。


ガラ公演の会場「芸術の宮殿」



2012年6月6日水曜日

ハンガリーのターンツハーズ運動40年 (1)

ターンツハーズというのは、ハンガリー語で直訳すれば踊りの家という意味ですが、生演奏で民俗舞踊を自由に踊る娯楽の場や機会を指す言葉です。

トランシルヴァニアのセーク村には若者たちが農家の一室や納屋などを借り切って民俗舞踊を楽しむ習慣があり、それを「ターンツハーズ」と呼んだのがもととなっています。

伝統的な農村社会でのターンツハーズを首都ブダペストの人たちが「発見」し、ブダペストに導入したのが1972年、今から40年前のことでした。農村での本来の姿の民俗舞踊と民俗音楽が再評価されるきっかけとなったターンツハーズは各地に広がり、後に「ターンツハーズ運動」と呼ばれるようになるのですが、このターンツハーズ運動の40年を記念する国際会議がヨーロッパ民俗学研究所によって2012年3月にブダペストで開催されました。



ヨーロッパ民俗学研究所によるターンツハーズ運動40年記念国際会議と展示に関する特設ページは
http://tanchaz40.eu/
(ハンガリー語)